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2011年1月22日(土)〜1月23日(日)
第20回雪崩事故防止セミナー


手稲パラダイスヒュッテにて、第20回雪崩事故防止セミナーが開催されました。セミナーの様子のフォトレポートをお届けします。
受講生は20名、スタッフ14名でした。  
食事は、Blue Holic Sea Kayak St. 嘉藤 暖博氏にサービスをお願いしました。

講義・実技のスケジュールは以下のとおりです。

【1月22日(土)】
8:30 参加者集合 受付・装備貸出
8:45〜9:00  オリエンテーション 小屋使用のお知らせ、講習会の進行説明など
9:00〜10:40  講義 @セルフレスキューと最新ビーコン
             講師:大西人史(三段山クラブ代表 日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム)
10:50〜11:20 講義 A雪崩関連装備 講師:栃内 譲(秀岳荘店長 TAJ会長)
11:30〜12:30 休憩・昼食
12:30〜13:00 実技 @ゾンデ捜索練習
13:00〜15:00 実技 Aビーコン捜索練習
15:30〜16:30 講義 B雪崩の発生メカニズム 
             
講師:山田高嗣(札幌第一高等学校 日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム)
16:40〜17:40 講義 C低体温症 講師:船木上総(苫小牧東病院副院長)
17:50〜18:30 講義 D雪崩事故事例 講師:大西人史
18:30〜19:00 セルフレスキュートレーニング説明
19:00〜22:00 夕食・懇親の時間
23:00 消灯

【1月23日(日)】
7:00 朝食
7:45〜 8:15 特別講義 積雪断面観察 講師:秋田谷英次(NPO法人雪氷ネットワーク 元北海道大学低温科学研究所所長)
8:15〜 8:40 ピット掘り出し
8:40〜 9:40 実技 B積雪断面観察
9:40〜10:35 実技 C弱層テスト
10:35〜11:30 実技 D雪中埋没体験+ゾンデによる人体感触体験
11:30〜12:30 休憩・昼食
12:30〜15:00 セルフレスキュートレーニング
15:00 講習終了 全体講評など
16:00 《セミナー終了》



講義「雪崩関連装備」
初日の午前中は、セルフレスキューのための手法と装備に関する講義が行われました


実技「ゾンデ捜索練習」
組織的ゾンデーレンの実習を行いました



実技「ビーコン捜索練習」
各班がフィールドに分かれて行います

各自がビーコンを使いこなせるよう、シチュエーションを変えて何度も捜索練習を行います

講義「低体温症」
実技の後は19時まで講義が続きます


実技「積雪断面観察」
二日目はほとんどが実技となります。受講生がピットを掘って積雪断面観察を行いました


秋田谷先生からの講義


雪観察セット「ゆきみちゃん」を使用して結晶を観察します

ルッチブロックテストのデモ
2メートルの高さのピットは迫力があります

実技「弱層テスト」
各班に分かれてハンドテストとコンプレッションテストを学びました


実技「埋没体験」
埋没体験のほか、プローブによる人体感触なども体験します

恒例の全員記念写真

女性の参加者が多くなり、レディース班も誕生しました


実技「セルフレスキュートレーニング」(以下SRT)
各班を雪崩に遭遇したパーティとみなして行います

SRTでは受講生は真剣そのもの、制限時間内での埋没者の救出を目指します
受講生の皆様、お疲れ様でした。事故の無いよう講師一同願っています。


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