第2回講演会「雪崩から身を守るために」in 東京&宇都宮
盛況のうちに終了しました.
手応えを感じた宇都宮講演会
「雪崩から身を守るために」東京会場
第2回講演会「雪崩から身を守るために」(12月1日(日)、靑山学院大学)
2019年11月30日:宇都宮市文化会館
2019年12月1日:青山学院大学本多記念国際会議場
入場無料・申し込み不要
当日のスケジュール(11月11日更新)はこちら
雪崩事故防止研究会は北海道大学山スキー部・山岳部・ワンダーフォーゲル部のOBによって1991年に設立されました。北大低温科学研究所の雪氷研究者・雪山を楽しむスキーヤー・登山家・医師らが仲間に加わり、雪崩の科学的な知識・捜索救助法・低体温症を中心とする雪崩の医学知識の啓発・教育活動を続けています。毎年、北大クラーク会館で講演会を、北大手稲パラダイスヒュッテで雪崩セミナーを開催し、そのほかに道内数カ所で講演会とセミナーを開催しています。
これまでの活動は北海道内だけで行われてきましたが、2017年3月に栃木県で発生した高校生ら8名が亡くなった那須雪崩事故の調査に当会の会員たちが関わりました。事故調査に関わってみて、雪崩事故を防ぎ、雪崩から身を守るためには雪崩教育が不可欠だとの思いを新たにしました。雪崩教育を受け、雪崩を回避する知識があれば、那須雪崩事故は防げたはずです。雪崩の捜索救助法と医学知識があれば、もっと助かる命があったかもしれないのです。
その結果、当研究会全会員の意見が一致し、北海道で行ってきた啓発・教育活動を栃木県へ、首都圏へ拡げる決断を致しました。雪崩事故防止研究会、そして(公社)日本雪氷学会北海道支部「雪氷災害調査チーム」のメンバーが講師を務め、今年初冬に、これまでの札幌市だけでなく、宇都宮市と東京都内でも講演会を開催します。
講演会で使用する参考図書は、以下の3冊、いずれも山と渓谷社です。
- 「雪崩教本」(雪崩事故防止研究会、雪氷災害調査チーム編、2018)
- 「山岳雪崩大全」(雪氷災害調査チーム編、2015)
- 「那須雪崩事故の真相〜銀嶺の破断」(阿部幹雄著、2019)
- 「雪崩事故の医学」及川 欧(雪崩事故防止研究会・雪氷災害調査チーム・旭川医大)
- 「雪崩のリスクマネジメント〜行動と装備」大西人史(雪崩事故防止研究会・雪氷災害調査チーム・北海道立総合研究機構)
- 「積雪安定性評価と捜索救助(AvSAR:アブサー)」 榊原健一(雪崩事故防止研究会・雪氷災害調査チーム・Mountain Safety Info・北海道医療大学)
昼休み 12:00〜12:45
午後の部 12:45〜
- 「降雪と気象」澤柿教伸(雪崩事故防止研究会・雪氷災害調査チーム・法政大学
- 「雪と雪崩の科学」尾関俊浩(雪崩事故防止研究会・雪氷災害調査チーム・北海道教育大学)
- 「那須雪崩事故の真相」阿部幹雄(雪崩事故防止研究会・雪氷災害調査チーム)
閉会 宇都宮16:00 東京17:00
連絡先:雪崩事故防止研究会事務局
TEL 011-521-0767
主催 青山学院大学山岳部・那須山岳救助隊・雪崩事故防止研究会
後援 公益社団法人日本山岳会・公益社団法人日本山岳ガイド協会・公益社団法人東京都山岳連盟.株式会社山と渓谷社
第2回講演会「雪崩から身を守るために」タイムスケジュール