第5回 講演会「雪崩から身を守るために」 in 東京《オンライン併用》
盛況のうちに終了しました.
第5回講演会「雪崩から身を守るために」in 東京
【日 時】 2023年11月26日(日) 10:00〜18:00
【会 場】 青山学院大学青山キャンパス 9号館 910室
渋谷区渋谷4丁目4−25
【会場定員】 567名
【共 催】 青山学院大学山岳部・雪崩事故防止研究会
【後 援】 公益社団法人日本雪氷学会雪崩分科会・公益社団法人日本山岳会・公益社団法人東京都山岳連盟・公益社団法人日本山岳ガイド協会・株式会社山と溪谷社
【協 賛】 ・株式会社ミウラ・ドルフィンズ ・株式会社秀岳荘 ・株式会社ゴールドウイン THE NORTH FACE ・パタゴニア日本支社 ・アメアスポーツジャパン株式会社 ARC’TERYX ・株式会社アスティー ・イワタニプリムス株式会社 ・株式会社エヴァーグリーン・アウトドアーセンター ・株式会社キャラバン ・株式会社K2ジャパン ・日本山岳救助機構合同会社 ・FIELD EARTH ・株式会社finetrack ・株式会社マジックマウンテン ・マムート・スポーツグループジャパン株式会社 ・株式会社モチヅキ ・ミレー・マウンテン・グループジャパン ・株式会社エイアンドエフ ・有限会社玉家プロダクツ ・株式会社北海道気象技術センター ・株式会社フルマークス ・株式会社スプートニク ・HEAD Japan ・味の素 (順不同)
【プログラム】
司会:松原竣彦 (青山学院大学山岳部 OB)
10:00~10:05 開会挨拶 井之上巧磨(青山学院大学山岳部主将)
10:05~11:05 「雪と雪崩の科学」(参考図書)
勝島隆史(国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所)
11:10~12:10 「雪崩のリスクマネジメント〜行動と装備~」(参考図書)
大西人史(雪崩事故防止研究会、雪氷災害調査チーム、北海道立総合研究機構)
12:10〜13:10 《昼休み》
13:10〜14:10 「証言〜白馬乗鞍岳裏天狗雪崩事故」
阿部幹雄 (雪崩事故防止研究会、雪氷災害調査チーム)
「証言〜埋没3時間1分。体温31℃ 」(動画)
14:15~15:15 「雪崩事故の医学〜低体温症と凍傷〜」(参考図書)
及川欧(雪崩事故防止研究会、雪氷災害調査チーム、旭川医科大学)
15:15〜15:35 《休憩》
15:35~16:35 「雪崩の捜索と救助 Avalanche Search & Rescue (AvSAR)」(参考図書)
中川伸也(雪氷災害調査チーム、日本山岳協会、natuers.)
16:35〜16:55 《休憩》
16:55~17:55 「山岳ガイドの行動学〜雪崩に遭わないために、そして雪崩から仲間を救うために〜」
塚原聡(雪氷災害調査チーム、日本山岳ガイド協会、北海道バックカントリーガイズ)
17:55~18:00 閉会挨拶 阿部幹雄(雪崩事故防止研究会、雪氷災害調査チーム)
18:00〜18:30 協賛企業の展示
- ※雪氷災害調査チーム:公益社団法人日本雪氷学会 北海道支部 雪氷災害調査チーム
- ※都合により講演時間、講演者等変更になる場合がございます。
【参考図書】 講演は参考図書に準じた内容となります。事前に一読することを推奨いたします。
講師紹介
中川伸也
1978年北海道生まれ、「natures.」代表。 日本山岳ガイド協会(登山ガイドⅡ、スキーガイドⅡ)、雪氷災害調査チーム。 14歳でスノーボードと出会いハーフパイプ競技に没頭し、プロ資格を取得するも競技から離れ、バックカントリーの世界に魅了される。「CAR DANCHI」シリーズなどDVD作品に出演多数。スノーボーダー、スキーヤーが楽しく安全に雪山を滑走して欲しいとガイドの道を歩む。活動拠点は、大雪山国立公園がある東川町。
勝島隆史
1981年富山県生まれのテレマークスキーヤー。(国研)森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員、博士(工学)、(公社)日本雪氷学会理事、雪崩分科会幹事。積雪現象および樹木の着雪現象の解明とモデリング、全層雪崩における積雪と樹木の相互作用についての研究を主に進める。日本雪氷学会が主催する「積雪観測&雪結晶撮影講習会」や「雪崩対策の基礎技術研修会」の講師を務めている。また、小学校での雪氷観測による雪崩災害の防災教育を実践するなど、市民と科学者との対話や協同を通じた自然現象の理解とリスクコミュニケーションを模索している。
及川欧
1963年青森県生まれ。雪崩事故防止研究会、公益社団法人日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム。第56次南極地域観測隊(越冬隊)の医療担当。PUSHプロジェクトの心肺蘇生講習会を通して市民に命に関わる啓発活動をしている。
塚原聡
1969年 北海道生まれ。日本山岳ガイド協会所属、北海道山岳ガイド協会理事、雪氷災害調査チームガイド部門代表。1998年 札幌の山岳ガイド会社ノマドにてガイド活動をスタート。バックカントリー黎明期より北海道の山々を開拓し、年間100日以上を雪山で過ごす。2006年赤井川村に拠点を移し、北海道バックカントリーガイズ代表として、ガイド業務のほかスキーガイド検定員、雪崩や雪山でのリスクに関する啓蒙活動も行なっている。
大西人史
1964年北海道生まれ。(地独)北海道立総合研究機構研究員。三段山クラブ代表、雪崩事故防止研究会副代表、雪氷災害調査チーム。雪崩事故調査のほか講習会の講師や講演など、雪崩事故防止に関わる活動を行なっている。共著に「山岳雪崩大全」、「増補改訂版雪崩教本」。
松原峻彦
1998年、東京都生まれ。大学2年のとき、青山学院大学山岳部によるネパール東部カンチェンジュンガ・エリア未踏峰のWhiteWave(6960m)遠征に参加する。3年生から主将を務める。2019年11月に雪崩事故防止研究会と協力して、青山学院大学での第1回東京講演会を実現した。2021年に青山学院大学を卒業し、山岳部OBとなった現在は後輩の指導に取り組んでいる。東京都在住。
阿部幹雄
1953年愛媛県生まれ。雪崩事故防止研究会代表、雪氷災害調査チーム前代表、北大山とスキーの会、イトウの会、オビラメの会会員。中国高峰の遭難で生き残り、長く遺体の捜索収容活動を行ってきた。第49、50、51次南極地域観測隊セール・ロンダーネ山地地学調査隊フィールドアシスタント。南極野外食(フリーズドライ製法)を開発。南極野外食は宇宙食となり、多くの日本人宇宙飛行士に供給した。今年新たに5品目が「宇宙日本食」としてJAXAの認証を取得。