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第33回雪崩事故防止セミナーの準備を着々と

第33回雪崩事故防止セミナーの準備を着々と
1991年11月に設立した雪崩事故防止研究会。実習は閉鎖されていた北大手稲パラダイスヒュッテの周辺で行っていた。講義をする場所がなく、3年間講義会場を求めて放浪していた。私は、講義も実習もできる山小屋が欲しかった。
手稲パラダイスヒュッテを雪崩教育の場として再建したい。私がOBたちに再建を提案し、山スキー部やワンゲルのOBが奮闘。三浦雄一郎さんにもたくさん協力をしてもらった。6400万円の寄付金を集め、1994年に復元再建が実現した。パラダイスヒュッテが再建され、私達の活動は軌道に乗った。
週末から小屋番としてパラダイスヒュッテに泊まり、セミナーの準備に一人で励んでいる。今日は大量の荷物を駐車場から5往復して運んだ。あと3往復すれば完了するだろう。年末の少雪に心配していたが、積雪は170〜190㌢。たっぷり雪が積もった。神さま、ありがとう。
3シーズンかけてシナリオトレーニングのフィールドの灌木をコツコツと切ってきた。地主の王子緑化木材もたいへん協力的。灌木を切り続けたので、4面のシナリオトレーニングのフィールドがほぼ完成した。
雪崩で死ぬ人を無くしたい。山を楽しみ、雪を楽しみ山から生きて還って欲しい。私の夢だ。夢を叶えるためなら、労力は惜しまない。あきらめなければ夢は叶うはずだ。
今夜、受講する青山学院大学山岳部の学生たちがやって来る。パラダイスヒュッテを見てなんて言うだろう。楽しみだ。

第33回雪崩事故防止セミナー

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