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雪崩から身を守るために「エアレスキュー訓練」

雪崩から身を守るために「エアレスキュー訓練」

 山岳遭難救助はエアレスキューの時代になった。すべての都道府県に警察の航空隊、消防の防災航空隊が設置され、北海道なら道警5機、道防災2機、札幌市消防局は2機、計9機の救助ヘリがある。エアレスキュー訓練を1回見たから、エアレスキューのことをすべて理解したなんていうことはあるはずもなく、繰り返し見て細部まで見えるようになる。

 救助要請した地上にいる登山者、居合わせた登山者が、地上に降下してきた救助隊員の作業を手伝う必要がある。迅速な救助を行うため、登山者はエアレスキューの基礎知識を知っておくべきだ。

 毎年、講演会「雪崩から身を守るために」のプログラムとして北海道防災航空隊と雪氷災害調査チーム、北大山スキー部合同のエアレスキュー訓練を北大陸上競技場で行っている。講演会アンケートに「一回見たから、もう行かない」と書いている人が少なからずいる。雪崩トランシーバーの捜索練習を1回やったから、もう練習をする必要がないと思う人がいるだろうか。

 私が代表を務めている雪崩事故防止研究会でYouTubeチャンネルを開設した。その公開第1弾です。今後、「ASSH MIKIOジャーナル」として続々と動画を制作し、公開していきます。会員の六車光貴さん、山スキー部の後輩、小嶋啓太さんと3名でチームを結成しました。二人は20歳代。若者たちの才能は輝き、眩しい。

 28日土曜日12時30分〜13時30分、北大陸上競技場でエアレスキュー訓練を実施します。ぜひ、見学においでください。エアレスキュー訓練は、申込登録していなくても自由に見学できます。もちろん無料!

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