「雪崩学校」第2弾「雪崩リスクマネジメント ~行動と装備・雪崩捜索救助~」の報告です。
開催日時:2/26(土) 13:00~15:00
開催場所:finetrack HIBIYA HUT 2階特設会場
定員25名、参加者21名(キャンセル4名)
finetrack HIBIYA HUTに、初めて訪れました。講義が行われた2F特設会場は、大変ありがたいことにほぼ満席でした。
参加者の皆さんは、大部分が冬山登山者で、スキーヤーやスノーボーダーは意外と少数でした。女性が多かったのが印象的です。finetrackの社員の方々も4名ほど運営を兼ねて参加してくれました。
最初にjRO(日本山岳救助機構) 業務執行社員 中嶋正治さんに挨拶を頂き、その後、大西が90分ほどスライドを用いた講義をさせて頂きました。オンライン開催と違い、参加者の皆さんの反応を見ながら話せてとても良かったです。参加者の皆さんは非常に熱心で、講演中、講義終了後にもたくさんの質問を頂けました。
今回は、雪崩に対してもっと関心を持ってもらいたいという気持ちから、専門的に深く掘り下げることはせず、広く浅く興味を持ってもらえそうな部分のお話しをしました。雪崩捜索救助については、最新の知見をMS.iの図表を用いて解説しました。
雪崩のリスクマネジメントは、気象、雪氷、人間の行動心理、医療まで幅広く学ぶ必要があります。雪崩捜索救助も、実際に反復トレーニングをして体で覚えていく必要があります。
大変ですが、冬山へ行くならこれらの知識やトレーニングは必要だと思っています。今回の講義が、雪崩の事をもっと深く学んでいくきっかけになってくれればと思います。素晴らしい冬山を安全に楽しむために。
このような機会を設けてくれたfinetrack様、jRO様に感謝します。
次回は、3月19日 (土)及川欧医師による「雪崩事故の医学〜低体温症と凍傷 」 @TOKYO BASE開催です。